コンテストに出場! そのとき、周囲の反応は?
平山 私は海外で飲食店を経営してたんですけど、帰国して、なんだか地に足がつかないというか、まわりからも「ずっと海外にいたから、何やってるかわからない人」みたいに思われてたと思うんです。
コンテストに出るにあたって、頑張ってる過程を全部SNSに載せてたんですよ。写真と、想いと、全部。そしたら何百人もの方からコメントやメッセージを頂く様になって。
「感動した」とか「頑張って」とかに私の気持ちに寄り添って応援して下さって。グランプリをとったら、私以上に喜んで下さる方が沢山いて。「心強い味方が一気に増えた!」って感じました。
渡邉 私は、大会に参加するにあたってクラウドファンデイングをやっていたんですが、その時の支援者の方と今でも繋がりがあります。応援して下さった農家の方が、今もお米を送ってくださったりするんですよ。嬉しくって!

有光 私も世界大会に参加するにあたってクラウドファンディングを募りました。大学時代のバイトの先輩とか、友達の友達とか、ちょっと遠い繋がりの方からも「そんなに頑張ってるなら応援するよ!」って言葉を頂いたり。クラファンってイコール、お金、って思われがちだけど、お金以上に、心温まる言葉や優しい気持ちを頂けて、こんなに味方がいる! って感謝とエネルギーになりました。
飯野 それは泣いちゃうね……!
堀内 私も、応援されることに慣れてなかったので最初は戸惑いました。でも、思いがけない方から応援して頂けたりして、嬉しかったです。全部名前を 書き留めて。もう、この方たちには一生感謝を忘れない! って思いました。
飯野 私は逆で……。かなりアゲインストな状況からのスタートでした。3回目のコンテスト出場だったんですよね。以前に出場したコンテストの、国内大会、世界大会、で、ミズ・ファビュラスが3回目。周囲は「また?!」「何回やるの?!」と。しかもコロナ禍で「世の中がこんな状態なのに」って、どんどん退かれました……。
でもそんな孤独の中でも、コンテスタントの仲間が出来て、逆境を乗り越えて、グランプリを頂けました。そうしたらね、戻って来たんですよ、退いていった人が。
でもそれは、グランプリをとったから戻って来てくれたんじゃなくて、私が変わったから。発信し続けることで、「こんな思いでやっていたんだ」「ドレス着たいからやってるわけじゃないんだ」「こういう社会貢献がしたいんだ」ってわかってくれたから、戻って来てくれたんです。

コンテストに出て、変わった事は?
飯野 私はコンテストに出てから、メディアの露出が凄く多くなりました! テレビやラジオ、雑誌のお話を頂くようになって、とても嬉しいです。コンテストでグランプリをとると「世界の美容学会に出て下さい」とか、オファーを頂いて、出演すると、そこからまたお話が拡がって、と、どんどん繋がっていく。もっと露出を増やしたい、メディアに発信したい、というご職業の方はコンテストに挑戦するといいと思いますよ。何年経っても影響力があります。
平山 コンテストのアカデミーで、出会いを頂きまして。日本大会前に、オフィシャルパートナーであるプロラボホールディングスの会長にお話を伺う機会があったんですよ。その時のセミナーにとても共感してしまって。会長はすごく謙虚で、真面目、研究熱心。インナービューティにオタク気質なほど拘りを持っていて。「真の美しさは食事から作られる」をコンセプトとし、健康をベースとした内面からの美容を追求し、「インナービューティ」を入り口として、人類の健康寿命の延伸に貢献する、という、その使命に「この会社のこともっと知りたい!」って思って、LINEの交換をさせて頂いたんですね。
それで、日本大会グランプリの報告をさせて頂いたら「おめでとう」ってお言葉を頂いて。ちょうどその時、プロラボが世界初のインナービューティレストラン「黒しゃり」を麻布にオープンして、人材募集をしていたタイミングだったんです。
私はミャンマーやシンガポールから飲食店マネージャーのオファーを頂いていたんですけど、「いや、プロラボに行きたい、インナービューティをもっと勉強したい!」って思って、応募したんです。面接に伺ったら、会長、人事と飲食のご担当の方が待っていて下さって、色々とお話をして、有難いことに即内定をいただけて。そして半年経った頃、本社に異動となりました。今は経営戦略本部会長室の一員として、主にグループ事業のサポートや外交を担っています。代表のかわりに経営者交流会や大規模なパーティーに参加しても、物怖じすることが滅多に無くて。コンテスト参加経験で度胸がついた気がします(笑)
ここまでの一連の出来事は、コンテストに参加していなかったら起こりえなかったことですし、勇気を出してコンテストに応募したことが、何倍にもなって自分の成長やチャンスに繋がったという実感があり、このコンテストとの御縁に心から感謝しています。

こんな人にはコンテストがおすすめ
有光 志を形にしたい人にもおすすめですね。私は教員と、パラレルワークで「腸から健康を整える料理教室」もやっているんですが、「自分は、○○歳だからもう無理」って諦めてしまう人を見ると、とても悲しくて。「何歳になっても、健やかに美しく楽しく年を重ねよう」ということをずっと提唱していたんですが、なかなか伝わらなかったんです。
でも、コンテストに参加して、自分の年齢を武器にしている方にいっぱい出会って、学びが沢山あって。そのおかげで、それまで構築してきたメソッドに自分の経験を重ねて、講座としてリリースすることが出来ました。今はオンラインで、北海道から九州の生徒さんに、自分の幸福の感度を高めることや、生き方について、お話しています。
ふんわりしていたアイデアが、コンテストに出たことで、研ぎ澄まされて明確なかたちにする事が出来たと思っています。
平山 あとは、社会貢献活動がしたい人にもおすすめしたいですね。個人での活動には限界があるし。
飯野 ピンクリボンとかエコキャップ運動とか、ボランティア活動が凄く身近になりますよね。
自分の限界を超えていける!
堀内 私は語学スクールを経営しているのですが、セミリタイヤしようかなーと思った頃に、コンテストに触れて「とにかくチャレンジし続けよう!」と、今はそういうマインドです。スクール経営に加えて、マイケル・ジャクソンの振付師だった一流ダンサーの日本マネジメントを任されましたので、そちらにも注力していきます。
あとは、生成AIのプロンプトエンジニアになる試験にも挑戦していまして、筆記は受かったんですけど、実技の為に明日から合宿に参加します。受かるまでやります!
飯野 すごいバイタリティ!
平山 生成AI教えてほしい!
堀内 教えます、受かったら!(笑)もともとチャレンジすることは好きだったんだけど、苦手な事は避けてきたんです。例えば髪型も、私は生まれてからこの髪型しかしてこなかったんですけど、世界的なヘアメイクアーティストの上田美江子先生に「コンテストはミステリアスじゃダメよ、自分を見せなくちゃ」って前髪をあげるようにアドバイスをいただいて。自分の思い込みって沢山あるんだな、って新しい気づきがたくさんありました。
コンテストに出ることで、幾つになっても新たな自分を知る事が出来る。チャレンジの幅も、自分で限界を決めてしまっていたけど、もっと先までいけるってわかった。「限界を超えちゃえ!」って思えるようになりました。自分を超えたその先の世界を、もっと多くの人に見て欲しいですね。
